こまちラボ・八戸市こどもまちなかIT部

記事詳細

TOPICS
口笛を吹くキャラクター

2024年12月27日 八戸市立島守中学校を訪問

島守中学校は生徒数が19人と八戸市内で最も少ない学校です。
小規模の学校では、どのような教育が行われているのでしょうか?
また、どのような課題、可能性があるのでしょうか?
実際に島守中学校へ伺って、須藤教頭先生からお話しをお聞きしました。

取材の様子
(左)島守中学校 須藤教頭先生
(右)取材者:吉田 愛(八戸北高等学校 2年生)

取材の様子
(左)島守中学校 須藤教頭先生
(右)取材者:吉田 愛(八戸北高等学校 2年生)

現在の教育の現状

島守中学校では、1年生7名、2年生4名、3年生8名という構成で、生徒一人ひとりの表情や変化に気づきやすく、きめ細かな指導が可能な状況のようです。

生徒数が少ない分、一人ひとりに指導が行き届いていることが分かりました。

教員不足の現状

小規模学校だったとしても、教員の配置に関して悩みがあるようです。
定員の関係で美術、家庭科の先生が不足しており、複数校を掛け持ちして対応している状況。今後は、拠点校方式での対応する学校が増えていく可能性がありそうとのこと。

生徒数の少ないところでは、教員の定員も少なくなり十分な教科担任を配置できていないことが分かりました。他にも、学校運営の仕方も変化していることに気づきました。

地域との連携や具体的な取り組み

島守中学校の体育祭は10年ほど前から小学校と合同で行っているそうです。保護者や地域の方も参加され、小中学校の教員が協力して運営しています。また、コミュニティスクールとして、地域との連携体制の構築を進めているそう。

地域の方が、学校運営に関わることができるようにしていくことが教員の負担を減らすことにつながり、個別最適な教育にもつながっていくのだと思いました。

小規模校のメリット・デメリット

お話しを聞いて、大規模校の傾向をまとめてみました。
メリット
(1)ひとりひとりの様子をよく把握できる。
(2)生徒指導上の問題が比較的少ないこと。

デメリット
(1)人間関係の固定化。
(2)多様な経験の機会が限られること。
(3)生徒が人に揉まれる機会が少ないこと。

インタビューをしてみて

小規模の学校では、生徒数が少ない分1人ひとりに指導が行き届いていて、個別最適な教育を行うことができるが、人間関係が固定化したり、体験の機会が限られてしまったりするというデメリットもあることが分かりました。

また、コミュニティスクールとして、学校と地域との連携体制を整えられていることも分かりました。

小規模学校だとしても、地域と連携し、教員の負担を減らしていくことは、学校の規模に関係なく大切だと気づきました。

お話しのお時間いただき、ありがとうございました!

一覧へ戻る

プロフィール

PROFILE
PROFILE

(1)参加しようと思った理由

  • 八戸の良さ・課題を知ってもらい、八戸のことが好きな人が増えて欲しいと思ったからです。
  • 自分自身が情報を発信する立場になり、少しでも八戸の役に立つことができたら嬉しいと感じました。

 

(2)IT部で取り組もうとしている内容

  • 八戸市の教育の課題と陸奥湊の良さについて取り組んでいきたいです。
  • 特に、教育の課題では、個別最適な教育について調べ、陸奥湊の良さでは、八戸の温かさも一緒に伝えられたらいいなと思っています。

 

(3)活動を通して期待すること

  • 八戸が今よりも活性化してくれたらいいなと思います。
  • 八戸が好きな人が増えて、八戸に残る人が増えて、八戸っていい所だよって言う人がいっぱいになったら嬉しいです。
アイコン 吉田 愛(よしだ あい)
more