こまちラボ・八戸市こどもまちなかIT部

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2024年12月27日 八戸市立白山台中学校を訪問

白山台中学校は、生徒数が481人と八戸市内で最も生徒数の多い学校です。
生徒数の多い大規模校では、どのような教育が行われているのでしょうか?
また、生徒数が多いからこその「メリット・デメリット」はどんなことなのでしょうか?
実際に白山台中学校へ伺って、三橋教頭先生からお話しをお聞きしました。

取材の様子
(右)白山台中学校 三橋教頭先生
(左)取材者:吉田 愛(八戸北高等学校 2年生)

取材の様子
(右)白山台中学校 三橋教頭先生
(左)取材者:吉田 愛(八戸北高等学校 2年生)

個別最適な教育の現状

教員不足が顕著で、以前行われていた『習熟度でのクラス分け』や『 チームティーチング(TT)』が実施されていないという現状のようでした。
また、1人の教員が『30人以上』の生徒を見ないといけないため、個別対応が難しいという状況とのこと。

やはり、大規模校だと一人ひとりに向き合う時間に限りがあるということが分かりました。

教員不足の現状

白山台中学校では、教員の定員に対して5名足りない状況でした。
ただ現在では非常勤講師で対応するなどして、不足している教員分をカバーしている状況のようです。

どの学校でも教員不足の話は聞かれ、教員の働き方の多様化が今よりも進んだら、教員不足が少しずつ解消されるのでは?と感じました。

大規模校ならではの取り組み

授業や放課後の時間を活用し、計算コンテストや、漢字コンテストなどに取り組み、生徒の基礎学力の向上を目指しているそうです。

勉強が得意な生徒、苦手な生徒、それぞれが互いに学び合える生徒主体の学習環境づくりを心がけているとのことで、大規模校ならではの取り組みをおこなっています。

大規模校の教育のメリット・デメリット

お話しを聞いて、大規模校の傾向をまとめてみました。
メリット
(1)みんなでレベルアップができる。
(2)様々な人と関わり、人間関係を作り上げることがうまくなる。
(3)行事が盛り上がったり、競い合いができたりする。

デメリット
(1)目が行き届きにくい。
(2)一人ひとりに手厚く対応ができない。

インタビューをしてみて

大規模校では、教員不足により一人ひとりに向き合うことが難しく、先生による個別最適な教育に限界があるということが分かりました。
しかし、様々な人との関わりができることや、競い合いができることなど大規模校でしかできないことがたくさんあると気づきました。

教員が一人ひとりに向き合う時間は少なくなりますが、生徒同士の関わりが多く、生徒同士で成長できるのが大規模校の特徴だと分かりました。

お話しのお時間いただき、ありがとうございました!

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プロフィール

PROFILE
PROFILE

(1)参加しようと思った理由

  • 八戸の良さ・課題を知ってもらい、八戸のことが好きな人が増えて欲しいと思ったからです。
  • 自分自身が情報を発信する立場になり、少しでも八戸の役に立つことができたら嬉しいと感じました。

 

(2)IT部で取り組もうとしている内容

  • 八戸市の教育の課題と陸奥湊の良さについて取り組んでいきたいです。
  • 特に、教育の課題では、個別最適な教育について調べ、陸奥湊の良さでは、八戸の温かさも一緒に伝えられたらいいなと思っています。

 

(3)活動を通して期待すること

  • 八戸が今よりも活性化してくれたらいいなと思います。
  • 八戸が好きな人が増えて、八戸に残る人が増えて、八戸っていい所だよって言う人がいっぱいになったら嬉しいです。
アイコン 吉田 愛(よしだ あい)
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